「iPhoneのアラームが止まらない」
「スヌーズがずっと終わらない」
「アラームってどうやって止めればいいの?」
・・・とお悩みのあなた!基本的なiPhoneのアラームは停止ボタンをタップすれば止まります。ただ、スヌーズを設定している場合は、アラームとは別にスヌーズを解除しないと永遠にアラームが止まりません。
そこで今回はiPhoneのアラーム・スヌーズの止め方と、どうしてもアラームが止まらない場合の対処法を紹介します。
アラームの止め方
まずは基本的なアラームの止め方を解説します。これは時計アプリでアラームを設定している人も、ヘルスケアでアラームを設定している人も同様です。
アラームが鳴ると、ロック画面の下の方に「停止」というボタンが表示されます。それをタップしてください。それで止まります。簡単でしょ?
スヌーズの止め方
ただし、スヌーズを設定している場合は、一度アラームを止めても9分ごとにまたアラームが鳴ります。iPhoneのアラームのスヌーズ機能は回数に制限がないので、スヌーズを止めない限りは無限にアラームが鳴り続けることになります。
スヌーズの止め方
一番簡単なのはロック画面でスヌーズを解除する方法です。スヌーズが機能している間は、ロック画面に「アラーム スヌーズ中」と通知が表示されます。その通知を左にスワイプして「消去」をタップするか、長押しして「停止」をタップしてください。それでスヌーズは止まります。
スヌーズの解除方法
「スヌーズを設定したけど、やっぱりうるさいから解除したい」という場合は、アラームの設定を編集してスヌーズを解除しましょう。
時計アプリの場合
時計アプリでアラームを設定している場合、スヌーズを解除する手順は以下のとおりです。
- 時計アプリを開く
- 下のメニューから「アラーム」を選択する
- 左上の「編集」をタップする
- スヌーズを止めたいアラームを選択する
- スヌーズのスイッチをオフにする
ヘルスケアの場合
ヘルスケアで睡眠スケジュールを設定している場合、スヌーズを解除する手順は以下のとおりです。
- ヘルスケアアプリを開く
- 右下の「ブラウズ」をタップする
- 「睡眠」を選択する
- 「スケジュール」欄にある「通常スケジュールとオプション」をタップする
- 「通常スケジュール」の下にある「編集」をタップする
- アラームオプションの「スヌーズ」のスイッチをオフにする
何をしてもアラームが止まらない場合
アラーム・スヌーズは上記の方法で止めたり解除することができます。もし、上記の手順を踏んでもアラームが止まらない場合は以下の原因が考えられます。
デバイスの不具合
まず1つ目に考えられるのがデバイスの一時的な不具合です。iPhoneには色んなバグがありますが、その原因のほとんどはデバイスの一時的な不具合といっても過言ではありません。一時的な不具合はiPhoneを再起動すれば解決することが多いです。再起動のやり方は機種によって微妙に異なります。手順は以下のとおりです。
出典:Appleサポート
【iPhoneX以降】
- サイドボタンとボリュームボタン(↑↓の片方だけ)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone8以前】
- サイドボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone5以前】
- 上部の電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度上部の電源ボタンを長押しして再起動
再起動のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はどうぞ↓
ソフトウェアの不具合
再起動してもアラームが止まらない場合は、ソフトウェアに問題がある可能性があります。この場合の対処法は2通りあります。
ソフトウェアが古い場合
しばらくソフトウェアをアップデートしていない人で、アラームが止まらない場合は、最新版のソフトウェアにアップデートすることで問題が解決する可能性があります。
ただ、最新版のソフトウェアで何か別の不具合がある可能性があるので、アップデートする前にSNSで「iOS+バージョン」で検索してみて、変な不具合がないか確認してみてください。
ソフトウェアのアップデート手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップする
- 「ダウンロードしてインストール」をタップする
ソフトウェアのアップデートはバッテリーが十分に残っていて、なおかつWi-Fiに接続している状態でないとダウンロードできません。
あと、ダウンロードが終わるとインストールが始まりますが、その際、iPhoneが再起動します。ダウンロード+インストールで10分くらいはかかるので、アップデートは時間に余裕がある時にしましょう。
最近ソフトウェアをアップデートした場合
最近ソフトウェアをアップデートした人で、その後から急にアラームが止まらなくなった場合は、最新版のソフトウェアのバグである可能性が高いです。iPhoneはソフトウェアを一つ前のバージョンに戻すことは出来ません。なので、修正版がリリースされるのを待つか、iPhoneを初期化してソフトウェアのバージョンを工場出荷時に戻すしかありません。
ただし、初期化するとデータが消えてしまうので、事前にバックアップを取っておく必要があります。そのため初期化手順は以下のようになります。
- iPhoneのバックアップ作成
- iMessageをOFF
- ペアリング解除
- 「iPhoneを探す」をOFF
- iCloudをサインアウト
- iPhoneの全データ削除
iPhoneのバックアップ作成
まずはバックアップを作成します。iPhoneのデータをiCloudにバックアップする手順は以下のとおりです。
- Wi-Fiをオンにする
- 設定アプリを開く
- 一番上のAppleIDをタップする
- 下の方にある「○○のiPhone」をタップする
- 「iCloudバックアップ」をタップする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップする
1.iMessageをOFF
バックアップを作成したら初期化を始めます。まずは設定アプリのトップ画面に戻って「メッセージ」をタップしてください。
「iMessage」のボタンをタップしてOFFにしてください。
2.ペアリング解除
Bluetoothイヤホン・キーボードやAppleWatchをiPhoneペアリングしている場合は、全てのペアリングを解除する必要があります。設定アプリの「Bluetooth」をタップしてください。
するとペアリング済みのデバイスが表示されます。右側の「i」マークをタップして、「このデバイスの登録を解除」をタップしてください。
ちなみに、BluetoothをOFFにしただけではペアリングデバイスの情報は消えません。一つずつデバイスの登録を解除してください。
3.「iPhoneを探す」をOFF
再び設定アプリのトップ画面に戻って、一番上のAppleIDをタップしてください。
そして一番上にある「iPhoneを探す」を選択してください。
そして「iPhoneを探す」の右にあるスイッチをオフにしてください。
すると確認画面が表示されます。AppleIDのパスワードを入力して、iPhoneを探すをOFFにしてください。
4.iCloudをサインアウト
そしたらもう一度AppleIDの画面に戻ってください。今度は一番下までスクロールして「サインアウト」をタップしてください。
5.iPhoneの全データ削除
最後に全てのデータを消します。設定アプリのトップ画面に戻って「一般」をタップしてください。
下から2番目にある「リセット」をタップしてください。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択してください。ポップアップ画面が表示されたら「今すぐ消去」をタップしてください。
これで初期化完了です。ソフトウェアも購入時の状態に戻っているはずです。
iPhoneの故障
iPhoneを初期化してもアラームが止まらない場合は、iPhoneが故障している可能性があります。特に最近iPhoneを落としたり水没させたりなど、物理的な損傷を与えた覚えがある人は、十中八九故障が原因です。
修理に出す前に、まずはAppleサポート(公式アプリ)で相談してみましょう。
※評価は低いですが公式アプリなので安全です。少し使い勝手は悪いですが…
Appleサポートで相談する手順は以下のとおりです。
- Appleサポートを起動する
- 「デバイスのパフォーマンス」を選択する
- 一番下の「問題を具体的に記入」をタップする
- 「アラームが止まらない」と記入して右上の「送信」をタップする
- 下のお問い合わせから「チャット」か「電話」を選択してAppleに問い合わせる
Appleサポートで相談しても解決しない、もしくは修理に出すようにすすめられた場合は速やかに修理に出しましょう。
AppStoreに修理に出す
iPhoneの修理は基本的にはApple Store・正規サービスプロバイダに修理に出すのがいいです。店舗に持ち込む場合は、事前にAppleサポート(アプリ)で予約をする必要があります。予約手順を説明します。
- Appleサポートを起動する
- 一番下のサポートタブをタップして「◯◯のiPhone」を選択する
- 「修理と物理的な損傷」を選択する
- 一番下の「問題を具体的に記入」をタップする
- 「アラームが止まらない」と入力して右上の「送信」をタップする
- 「持ち込み修理」の下にある「正規ストアを探す」をタップする
- 位置情報の利用を許可するか、住所を入力して周辺のストアを検索する
- 予約可能な店舗を選択する
- 予約日時を選択して予約する
年末などの繁忙期は、予約がすぐいっぱいになってしまいます。Appleサポートでは毎日0時に1週間後の予約受付が開始されるため、予約したい日の1週間前の0時にすぐにアプリを開くと予約しやすいです。
配送修理に出す
近くにApple Storeや正規サービスプロバイダの店舗がない場合は、配送修理に出すという手もあります。配送修理に出す場合は、事前にバックアップを取ってiPhoneを初期化しておく必要があります。
配送修理は、以下のページからAppleリペアセンターに依頼してください(Appleサポートアプリからは配送修理の依頼ができません)。
配送修理に出す手順を以下に示します。
- Appleリペアセンターのページでサインインする
- 修理したい自分のiPhoneを選択する
- 「修理と物理的な損傷」を選択する
- 「該当するトピックがない」を選択する
- 「アラームが止まらない」と入力する
- 「配送修理(オンライン手続き)」を選択する
- 画面の指示に従って、住所・電話番号・決済方法・メールアドレス・集荷希望日時を入力して送信する
配送修理の場合はiPhoneを集荷してもらってから1~2週間ほど時間がかかります。修理状況が気になる人は、以下のページで修理IDかシリアル番号を入力すれば修理状況を確認できます。
修理IDは、配送修理を依頼したときに入力したメールアドレスに送信されます。「メールはiPhoneでしか確認できない。でもiPhoneは修理に出してるから手元にない」という方は、Appleマイサポートページの「最近のアクティビティ」から確認してください。
非正規の修理屋に持っていく
Apple Store・正規サービスプロバイダのiPhoneの修理費用は、AppleCare+に加入している場合は全機種一律12,900円ですが、未加入の場合は機種によって30,400~64,800円もかかります(新しい機種ほど高い)。
「もっと安く済ませたい」
という人は、非正規の修理屋に持っていくという手もあります。ただし、注意点が2つあります。
非正規の修理屋はピンきり
まず1つは非正規の修理屋はピンきりだということです。きちんと修理してくれる業者もあれば、修理した結果もっとひどいことになるやばい業者もいます。
非正規の修理屋に依頼する場合は、最低でも以下の3点を満たす業者にお願いしましょう。
- 登録修理業者である
- 分解して基盤までクリーニングしてくれる
- データ復旧サービスがある
特に重要なのが「登録修理業者である」ということです。非登録修理業者に分解・修理されたiPhoneを使用してしまうと、あなたが電波法違反となります。そのため、修理屋に依頼する前に登録修理業者であることを確認してください。登録修理業者は総務省のホームページで確認できます。
非正規の修理屋の選び方については以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。
正規サービスが受けられなくなる
2つ目の注意点は、非正規の修理屋にiPhoneを修理してもらうと、今後Appleの正規サービス(修理や保証)が受けられなくなることです。
もちろん、Appleのサービスが受けられなくなるのは非正規の修理屋で修理してもらったiPhoneだけです。他のApple端末や、今後新たにApple Storeで購入したiPhoneは正規サービスを受けられるので安心してください。
まとめ
今回の内容をまとめます。
- iPhoneのアラームは停止ボタンをタップすれば止まる
- スヌーズを設定している場合は、9分ごとに回数無制限でアラームが鳴り続ける
- スヌーズはロック画面で「スヌーズ中」という通知を左にスワイプして消去すれば止まる
- アラームを停止してスヌーズも解除してもアラームが止まらない場合はiPhoneを再起動する
- ソフトウェアが古い人はアップデートすることで問題が解決することがある
- 最近ソフトウェアをアップデートして、その直後からアラームが止まらなくなった場合は初期化するしかない(初期化するとデータが消えるからバックアップ必須)
- iPhoneを落としたり物理的な損傷を与えた覚えがある人は、修理に出さないとアラームが止まらないかも
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