iPhoneでは充電時のバッテリーに対する負荷を出来るだけ下げるために「バッテリー充電の最適化」という項目があります。

この機能を使用すると、iPhoneのバッテリーの劣化を抑えつつ充電を行うことが出来ます。

今回は

  • iPhoneのバッテリー充電の最適化とは?
  • iPhoneのバッテリー充電の最適化の設定するには
  • 「バッテリー充電の最適化」が機能しないのはなぜ?
  • バッテリー充電の最適化の時間を変更することは出来るの?

以上の内容について、ご紹介します!

iPhoneのバッテリー充電の最適化とは?

iPhoneにある「バッテリー充電の最適化」とは、iOS13以降にできたフル充電の期間を出来るだけ短くして、バッテリーの劣化を軽減する機能のことです。

どうやってiPhoneのバッテリー充電の劣化を軽減するのか?というと、満充電の状態を回避することで実現します。

iPhoneのバッテリーの電池量において、一番負荷がかかる状態は「バッテリーの電池量が0%のとき」「バッテリーの電池量が100%のとき」になります。

満充電の場合は、バッテリーの内部が高電圧で維持されるため、正極側の電気を流す機能が低下しやすくなります。

(充電量が高くなるにつれて、バッテリーの電圧は高く変化します)

満充電の状態はバッテリーの劣化が促進されるため、出来るだけ電圧の高い状態(満充電)を避けることで、バッテリーの劣化を抑えて長持ちさせることが出来る・・・ということです。

iPhoneのバッテリー充電を最適化をオン(オフ)に設定する

それでは、iPhoneのバッテリー充電を最適化する機能をオン(オフ)に設定していきましょう!

iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ。

すこし下へスクロールして「バッテリー」をタップします。

「設定」をタップ
「設定」をタップ
「バッテリー」をタップ
「バッテリー」をタップ

「バッテリーの状態」の項目をタップします。

下にある「バッテリー充電の最適化」のスイッチをオン(オフ)にすることで、設定できます。

「バッテリーの状態」をタップ
「バッテリーの状態」をタップ
iPhoneのバッテリー充電を最適化をオン(オフ)に設定する
iPhoneのバッテリー充電を最適化をオン(オフ)に設定する

これでiPhoneのバッテリー充電の最適化をオン(オフ)に設定することが出来ました。

iPhoneのバッテリー充電を最適化をオン(オフ)に設定する手順
  1. 「設定」をタップ
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「バッテリーの状態」をタップ
  4. 「バッテリー充電の最適化」をオン(オフ)にする

iPhoneのバッテリー充電の最適化が出来ないときに確認する2つのこと

ところで、iPhoneのバッテリー充電の最適化を行ったあとにすぐ、充電で確認しても「バッテリーの最適化」を行われません。

これは不具合なのか?と思う方もいるかも知れませんが、正常な状態なので、まずはご安心を。

iPhoneのバッテリー充電の最適化は「同じ時間に」充電を行っていることが条件になります。

例えば

  • 寝る前にiPhoneを充電している
  • 職場に来たときお昼休憩中に充電している

といった感じです。

iPhone はオンデバイスで機械学習機能を使い、毎日の充電の傾向を把握するので、iPhone がある程度長い時間、充電器に接続されるだろうと予測されるときにしか「最適化されたバッテリー充電」は働きません。

出典:Apple公式サイト

また、Apple公式サイトによると、充電の最適化に位置情報を使用していると書かれています。

これは自宅や職場などの「普段長い間生活している場所でしか、最適化を使用しないようにするため」になります。

「最適化されたバッテリー充電」は、自宅や職場など、普段長い時間を過ごす場所でしか働かないようになっています。旅行中など、使用傾向が普段と違って流動的な場合は働きません。

出典:Apple公式サイト

確かに、カフェなどで早く充電したいときに限ってバッテリー充電の最適化を行われても、困りますからね😅

もし寝る時間に毎回充電をしているのにも関わらず、表示が出ない場合は「位置情報」の設定を見てみましょう。

バッテリー充電の最適化を使用するために必要な位置情報を設定するには、iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ。

「プライバシー」をタップします。

「設定」をタップ
「設定」をタップ
「プライバシー」をタップ
「プライバシー」をタップ

「位置情報サービス」をタップ。

まずは一番上にある「位置情報サービス」のスイッチをオンにします。

「位置情報サービス」をタップ
「位置情報サービス」をタップ
「位置情報サービス」のスイッチをオンにする
「位置情報サービス」のスイッチをオンにする

次に「システムサービス」へ移動します。

下へスクロールして「システムサービス」をタップ。

「システムカスタマイズ」のスイッチがオンになっていればOKです。

最後に「利用頻度の高い場所」をオンにします。

「利用頻度の高い場所」をタップすると、パスコードの入力画面が現れますので、入力をして中にある「利用頻度の高い場所」のスイッチをオンに切り替えればOKです。

「システムサービス」をタップ
「システムサービス」をタップ
「システムカスタマイズ」をオンにする
「システムカスタマイズ」をオンにする
「利用頻度の高い場所」をオンにする
「利用頻度の高い場所」をオンにする

これでiPhoneのバッテリー充電の最適化に関わる位置情報の設定は完了です。

iPhoneのバッテリー充電の最適化は時間を変更できる?

先ほど説明した通り、iPhoneのバッテリー充電の最適化を行うには、同じ時間に充電を行う必要があります。

要するに、iPhoneのバッテリー充電の最適化の時間を変更しようと思った場合は、充電する時間を毎回その時間に行う必要があります。

「充電が長くなりそうだから、手動でバッテリー充電の最適化をしよう」というのは出来ないのですね。

ですので、iPhoneのバッテリー充電の最適化の時間変更を行うには、毎回指定した時間に充電を繰り返す他ありません。

バッテリー充電の最適化を行えなくても充電速度を下げる方法はある

とはいえ、iPhoneのバッテリー充電の最適化を使用しなくても、充電の負荷を下げたいときだってあります。

特に毎回決まった場所でなくても、長時間滞在するような旅行先でのiPhoneの充電などは、出来るだけ負荷をかけずに行いたいところですよね🤔

実際に負荷を抑えながら充電する方法は無いのでしょうか?

・・・というと、存在します。

iPhoneに限らずスマートフォン全般で言えることですが『速度を下げてゆっくりと充電すること』でバッテリーの負荷を少なくしながら充電することが可能です。

特に急速充電は、満充電時だけでなく充電する際の発熱があることで、バッテリーの劣化にも繋がる可能性があります(熱による劣化があります)。

「では、どうやったら充電する速度を下げてゆっくりと充電することが出来るのか?」というと、これはアンペア数を下げることで実現可能です。

例えばPCから接続した充電方法であれば、USB2.0の規格で流せるアンペア数が500mAしかないため、ゆっくりと充電することが可能です。

他にも、iPhone純正品のACアダプターは5V/1A(5W)とゆっくり目になっているので、これで充電すれば問題ないかと思います。

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iPhoneを長く充電する際には、こういった「アンペア数が少ない方法で充電する」と、バッテリーの負荷を下げながら充電することが出来ます。

ただし、iPhoneを使用しながら充電する場合には、iPhone使用時と充電時の発熱が合わさるため、かえって電池が劣化しやすい状況になりやすいです。

「触らず長時間充電するとき」に使用する事ができる方法と言えますね🧐

著者:忍者 忍者の記事一覧
全然忍んでないけど忍び。
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