- iPhoneを充電したら100%の表示になっていたからケーブルを抜いたら、5分もしないうちにバッテリー表示が10%になった。なぜ?
- 寝る前はバッテリー残量90%くらいあったのに、起きたら50%になってた。何も使ってないのになんで?
- 30分くらいゲームしただけでバッテリーが20%以上減った。
・・・とお悩みのあなた!今回はiPhoneのバッテリーが急に減る・一気に減る原因と対処法を解説します。
バッテリー表示のバグ
1つ目に考えられる原因はバッテリー表示のバグです。というのも、iPhoneのバグで右上のバッテリー残量が間違って表示されてしまうことがあるんです。
バッテリー残量の推移を確認
バグかどうかは、バッテリー残量の推移を確認すれば分かります。
設定アプリを開いて「バッテリー」をタップしてください。すると下の方に直近24時間のバッテリー残量の推移とアクティビティのグラフが表示されているはずです。
バッテリー残量の推移を見て、本当に一気にバッテリーが減ったのかどうか確認してください。
iPhoneを再起動
バッテリー残量の推移と、右上のバッテリー表示が一致しない場合はiPhoneのバグである可能性が高いです。これはiPhoneを再起動すれば解決することが多いです。再起動のやり方は機種によって微妙に異なります。手順は以下のとおりです。
出典:Appleサポート
【iPhoneX以降】
- サイドボタンとボリュームボタン(↑↓の片方だけ)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone8以前】
- サイドボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone5以前】
- 上部の電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度上部の電源ボタンを長押しして再起動
再起動のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はどうぞ↓
ソフトウェア・アップデートが行われた
2つ目の原因はソフトウェア・アップデートが行われたケースです。「寝る前は十分にバッテリーが残っていたのに、朝起きたら一気に減っていた」という場合は、寝ている間にソフトウェア・アップデートが行われた可能性があります。自動アップデートを設定している人や、寝る前に手動でアップデートした人は十中八九これです。
というのも、ソフトウェア・アップデートって結構電力を消費するんです。特にiOS13→iOS14みたいに1の桁が変わるアップデートは容量が大きいため、アップデートに時間がかかりバッテリー消費も大きくなります。
勝手にソフトウェア・アップデートされてバッテリーが減るのが嫌な人は、自動アップデートをオフにしましょう。手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップする
- 「自動アップデート」をタップする
- 「iOSアップデートをダウンロード」のスイッチをオフにする
アプリのアップデートが行われた
3つ目の原因はAppStoreで複数のアプリの自動アップデートが行われたケースです。「何もしていないのにバッテリーが一気に減った」という場合はこの可能性が高いです。設定アプリのバッテリー使用状況でAppStoreの割合が大きい場合は十中八九アプリの自動アップデートが原因です。
というのも、アプリのアップデートは意外とバッテリー食うんです。1つや2つなら大したことないんですけど、何十個も一気にアップデートするときもあるので、そうなると10~20%くらいは平気で無くなります。
自動でアプリをアップデートをしたくない人は、設定を変更しましょう。手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「AppStore」をタップする
- 「自動ダウンロード」の欄にある「Appのアップデート」のスイッチをオフにする
バッテリー消費の激しいアプリを使った
4つ目の原因はバッテリー消費の激しいアプリを使ったケースです。新しいゲームアプリを使用したりして、短時間で一気にバッテリーが減った場合はアプリに原因がある可能性が高いです。
設定アプリのバッテリーの画面を下にスクロールすると、アプリごとのバッテリー使用状況(全体のバッテリー消費量のうちアプリが占めている割合)が表示されます。もし今使っていたアプリのバッテリー使用状況が50%を超えている場合、バッテリーが一気に減った原因はそのアプリです。
特にオンラインゲームアプリは結構バッテリー消費が激しいです。また、シンプルで軽そうなアプリでも、広告がたくさん表示されるアプリはバッテリー消費量がかなり多いので注意してください。
バッテリーの劣化
5つ目の原因はiPhoneのバッテリーが著しく劣化しているケースです。バッテリーは充電回数を重ねるごとに経年劣化するので、長く使っていれば誰でも劣化はしていきます。
現在のバッテリーの状態を確認するには、iPhoneの設定アプリで「バッテリー」を選択して、「バッテリーの状態」をタップしてください。
するとバッテリーの最大容量とピークパフォーマンス性能が確認できます。
最大容量は文字通りバッテリーの最大容量です。最初は100%ですが、徐々に減っていきます。例えば最大容量が70%なら、100%まで充電しても工場出荷時の70%までしか充電されません。一応Appleいわく、iPhoneは通常使用でフル充電を500回繰り返しても、バッテリーの最大容量は80%以上になるように設計されているそうです。
ピークパフォーマンス性能というのは、バッテリーの最大瞬時給電能力(ピーク電力)のことです。バッテリーの最大容量が減ると、バッテリーのピーク電力も少なくなります。ピーク電力が低下すると、バッテリー残量が少ない時にiPhoneが突然シャットダウンしたりします。
最大容量とピーク電力が著しく低下していて、なおかつバッテリーの設定画面の一番上に以下のようなメッセージが表示されている場合は、バッテリーが急に減る原因は「バッテリーの著しい劣化」にある可能性大です。
出典:Appliv
こうなったらバッテリーの交換をおすすめします。バッテリー交換はApple Storeはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアショップでも対応してくれます。ただ、キャリアショップは交換費用が若干高いです。なのでバッテリー交換はApple Store・正規サービスプロバイダに持ち込むか、配送修理に出すことをおすすめします。
バッテリー交換にかかる時間・費用・手順に関しては以下の記事でめちゃくちゃ詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
まとめ
今回の内容をまとめます。
- iPhoneのバッテリーが一気に減った場合は、まずは設定アプリで「バッテリー」を選択して、バッテリー残量の推移グラフを確認する。もし推移グラフと右上のバッテリー表示が一致しない場合はiPhoneのバグでバッテリー表示が間違って表示されているだけ。iPhoneを再起動すれば直る
- 何も操作していないのにバッテリーが一気に減った場合は、自動でソフトウェアやアプリがアップデートされた可能性が高い。アップデートはバッテリー消費が結構大きい
- オンラインゲームアプリや広告の多いアプリを使うと、短時間で一気にバッテリーが減ることがある
- バッテリーが著しく劣化していると、バッテリーが一気に減ることがある。これはもうバッテリーを交換するしかない
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