もくじ
iOS版Zoomアプリには録画機能がついています。なのでiPhoneでもZoomを録画することができます。
しかし、ベーシックプラン(無料アカウント)だと録画機能が使えません。PCだとベーシックプランでも録画機能が使えるんですけど、iPhoneの場合は有料プランにアップグレードしないといけないんです。
また、有料プランにアップグレードしてもホストの許可がないと録画できません。
もしZoomアプリの録画機能が使えない場合は、iPhoneの「画面収録」で録画するという手もあります。
というわけで、今回はiPhoneでZoomを録画する方法と注意点を徹底解説します。
iPhone版!Zoomの録画条件
冒頭でも書いたとおり、Zoomには録画機能がありますが、iPhoneで録画する場合は色々と条件があります。
Zoomの録画機能
iOS版Zoomアプリの録画機能は、Zoom Cloud(クラウド)上にZoom会議の画面・音声を録画する機能です。なので、録画された動画はiPhoneではなくZoomのクラウドに保存されます。一人のユーザーが使えるクラウドの容量は1GBまでです。
PC版だと、クラウドではなくPC内のHDDに録画動画を保存することもできますが、iPhoneの場合はクラウド保存しかできません。
録画機能は無料プランでは使えない
そして、Zoomの録画機能は有料アカウントでないと使えません。
Zoomの一番の魅力って、ミーティングに参加するだけならアカウントすら必要ないところだと思うんです。手間もお金もかからないし個人情報漏洩のリスクもありません。
しかし、録画機能を使う場合はアカウントが必要なんです。しかも有料のやつが。
録画機能は月額2,000円
Zoomの録画機能を使うには「プロ」以上のプランに変更する必要があります。一番安い「プロ」は月額2,000円です。
有料プランに切り替える方法
アカウントの作成(サインアップ)はZoomアプリでもできますが、アカウントのアップグレードはアプリではできません。ウェブブラウザでZoomの公式ページにアクセスして手続きする必要があります。
Safariブラウザを立ち上げて、以下のページにアクセスしてください。
サインインすると「Update to Pro」というボタンが表示されるのでタップしてください。
すると現在のプランが表示されます。下の「アカウントをアップグレード」をタップしてください。
「プロ」を選んで「アップグレード」をタップしてください。
すると決済画面になります。決済方法は月払いと年払いがあります。年払いの方が3,900円お得なので、長く使う人は年払いがおすすめです。
ミーティング主催者の許可が必要
ただし、有料プランに切り替えても、ミーティングの主催者が「レコーディングの許可」をしなければ録画機能は使えません。録画したい場合は主催者に「レコーディングの許可をしてください」とメッセージを送りましょう。
ちなみに、自分が主催しているミーティングは許可がなくても自由に録画できます。とはいえ、事前に参加者に録画することが最低限のマナーですけどね。
PointiPhoneでZoomの録画機能を使うには、有料プランにアップグレードしてホストの許可を取らないといけない
Zoomアプリで録画する方法
ここからは、Zoomアプリ(有料プラン)の録画機能の使い方を解説します。
録画方法
Zoomミーティング中に右下の「詳細」をタップしてください。
するとメニューが表示されるので「クラウドにレコーディング」をタップしてください。
そうすれば録画が始まります。録画中は上に「レコーディング」と表示されています。
停止または一時停止したい場合は、上の「レコーディング」をタップして、一時停止/停止ボタンをタップしてください。
録画してることは相手にバレる?
あなたが録画機能を使っている最中、相手の画面には右上に小さく「REC」と表示されます。
なので録画していることは必ず相手にバレます。
iPhoneの画面収録でZoomを録画する方法
「主催者が録画を許可してくれない」
「無料で録画したい」
という場合は、iPhoneの「画面収録」を使って録画するという手もあります。
「画面収録」とは、iPhoneの画面とマイクで拾った音声を動画として録画・保存できる機能です。iOS11の時にiPhoneに追加された機能なので、iOSのバージョンが11以前の人はアップデートしてください。
画面収録を使う準備
初めて画面収録を使う場合は事前に準備が必要です(すでに使ったことがある人はこの工程は飛ばしてください)。
画面収録を使うには、コントロールセンターに画面収録のボタンを追加する必要があります。コントロールセンターというのは、iPhoneのホーム画面で左上から下にスワイプすると出てくるこの画面です。
まずiPhoneの設定アプリから「コントロールセンター」を選択してください。
そして「コントロールセンターをカスタマイズ」をタップしてください。
「コントロールを追加」の欄の一番下に「画面収録」があるはずです。左にある(+)をタップしてください。
すると「含める」の欄に画面収録が追加されます。
これで画面収録のボタンがコントロールセンターに表示されるようになったので準備完了です。
画面収録でZoomを録画する方法
それでは早速録音していきましょう。やり方は簡単です。Zoom会議中にコントロールセンターを出して、先程追加した画面収録のボタンをタップすればいいんです。3秒で録画が始まります。
録画を終了したい場合は、コントロールセンターを出して、もう一度画面収録のボタンをタップしてください。画面収録で録画した動画は写真アプリから確認できます。
画面収録では音声は録音されない
ただし、画面収録でZoomを録画する場合は、音声が収録されません。相手の音声はもちろん自分の声も録音されません。録画できるのは画面だけです。
通常はマイクオーディオをONにしておけば音声も録音されます。でも、通話やビデオ会議のときは音声が録音されません。
なぜならAppleの規約で通話時の相手の音声の録音が禁止されているからです。
日本では通話音声を録音しても違法にはならないんですけど、国によっては違法になります。iPhoneはそういった国でも利用されているため、通話を録音できない仕様になっているんです。
録画していることは相手にバレる?
余談ですが、画面収録していることは相手にバレません。
Zoomの録画機能を使うと相手の画面に「REC」と出てしまいますが、画面収録の場合は何も表示されません。
Zoomを録画する際は参加者の許可を取ろう!
今回の内容をまとめます。
- Zoomアプリには録画機能がついている
- 録画機能を使うには有料プランにアップグレードしなければいけない
- 録画機能を使うにはミーティング主催者の許可が必要
- 録画機能を使うと相手の画面に「REC」と表示される
- iPhoneの画面収録でもZoomを録画できるが、音声は録音されない
- 画面収録で録画する場合は相手にバレない
iPhoneには画面収録があるので、主催者の許可が取れなくてもZoomを録画することができます。しかし、無許可の録画はマナー違反なのでおすすめはできません。
自分で後で見るために録画するくらいならいいかもしれませんが、間違ってもネットに公開しないでください。相手のが写っている場合は肖像権の侵害になります。そうなれば損害賠償請求される恐れがありますし、何より相手の信頼を失ってしまいます。
Zoomの録画機能は月額2,000円で使用できます。Zoomを頻繁に使用する場合は有料プランにアップグレードしましょう。そして相手の許可をとって堂々と録画しましょう。
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