Zoomでバーチャル背景を使用すると、自分にまでバーチャル背景がかかってしまって、顔や体が消えてしまうことがあります。原因はカメラの性能が低いからです。
バーチャル背景を快適に使うには、カメラ性能の高いiPhoneを買うか、撮影環境を変えるしかありません。
というわけで、今回は全部のバーチャル背景で自分が消えてしまう原因と対処法を紹介します。
バーチャル背景で自分が消える原因
冒頭でも書きましたが、バーチャル背景を設定すると自分が消えてしまう原因はカメラの性能にあります。
より具体的に言うと、カメラが被写体と背景を正確に区別できていないことが原因です。
バーチャル背景って、被写体と背景を区別して背景にだけバーチャル背景を適用する機能なので、被写体と背景を区別できないと正しく機能しません。
バーチャル背景に埋もれないようにする方法
解決方法は2つあります。
撮影環境を変える
1つ目の方法は、カメラが被写体と背景を区別しやすいように撮影環境を整えることです。
より具体的には、以下の2つの施策が考えられます。
- 背景にグリーンバックを使う
- 明るさを均一にする
背景にグリーンバックを使う
グリーンバックっていうのは、文字通り緑色のバック(背景)のことです。
よくCGアクション映画のメイキング映像とかで、緑色のシートを背景に戦っているシュールなシーンあるじゃないですか。あの緑色のシートがグリーンバックです。
グリーンバックを使うことで、被写体と背景が区別しやすくなるので、バーチャル背景が自分にかぶらなくなります。
もちろん、グリーンバックを使っても、自分も緑色の服とか着てたら体が消えちゃうので注意してくださいね。
撮影用のグリーンバックシートは、アマゾンとかで3000円位で売ってます。
グリーンバックを用意するのが難しい人は、とにかく無地の背景を用意してください。壁とかカーテンでもいいので、とにかく一色で無地の背景を用意すると、バーチャル背景がいい感じになります。
明るさを均一にする
そして1番重要なのが明るさです。グリーンバックを用意しても、明るさが不均一だと所々バーチャル背景が崩れてしまいます。
そもそもカメラって、明暗差があるシーンを撮影するのがすごく苦手なんですよね。例えば西日が差している部屋の中で撮影すると、日が当たっている半身は白く飛んじゃって、逆に日が当たっていない反対側は黒く潰れちゃったりします。
西日が照明に変わってもそれは同じです。
なので、バーチャル背景を使う時は、カーテンを閉めて部屋の中に日が差さないようにした上で、照明の真下にいましょう。
新しいiPhoneを買う
2つ目は、カメラ性能の高い新しいiPhoneを買うことです。ブルジョワ向けの解決策ですね笑。オススメはiPhone 11以降です。
iPhone 11以降の端末は、HDR機能とポートレートモードの性能が非常に高いです。
HDR機能とは?
HDR機能は、明るさを変えて連続で撮影した写真を合成することで、明暗差がある場合でも鮮明に撮影する機能です。
明るさが不均一で影とかができていても、HDR機能が高いカメラを使えば、きれいにバーチャル背景がかかります。
ポートレートとは?
ポートレートモードは、背景をぼかして被写体を際立たせる撮影モードです。ポートレートの性能が高いってことは、被写体との距離をより正確に把握できるってことになので、自分と背景をより正確に区別することができるようになります。
あえて自分を消すのも面白い
ここまでの内容をまとめます。
- バーチャル背景で自分が消えてしまう原因は、カメラが自分と背景を正確に区別できていないから
- グリーンバックを用意して、明るさを均一にすれば、カメラが被写体と背景を区別しやすくなる
- iphone11以降の端末は、HDR機能やポートレートモードの性能が高いため、グリーンバックなどを用意しなくても、快適にバーチャル背景を使用できる
今回は、バーチャル背景が自分の顔や体に被らないようにする方法を紹介したんですけれども、場合によっては、あえて自分をバーチャル背景に埋もれさせるのも面白いと思うんですよね。
例えば、背景と全く同じ色の服を着てバーチャル背景を使えば、体だけが消えて生首状態になりますし、半身にだけ照明を当てて影を作れば、今にも体が消えそうな感じになります。
会社のZoom会議や大学のオンライン講義でこういうことをすると怒られますけど、友達とオンライン飲み会をしている時とかは、こういう使い方をするとちょっと盛り上がりますよ。ちょっとですけど。
この記事が役に立った場合はSNSでのシェアをよろしくお願いします