新しいバージョンのiOSが出るたびに不具合が出るiPhoneですけども(笑)、中でも厄介なのは発熱ですよね。Twitterを見ていると、iOSのアップデート後は必ず誰かしらが「iPhoneが熱い」とツイートしています。
まぁ、アップデートした直後は再設定などをしているので多少熱くなるものなんですけども、持っていられないほど熱い場合は要注意です。というわけで今回はアップデート後にiPhoneが熱くなる原因と対処法を解説します。
アップデート直後はiPhoneが少し熱くなる
iOSをアップデートした後にiPhoneが熱くなるのは別におかしいことではありません。というのも、アップデート直後はアプリごとにデータの再分析と再設定が行われるため、CPUへの負荷がかかって多少発熱するんです。例えば写真Appとかでは、顔・撮影地・タグなどのデータの再分析・インデックスが行われています。
そうはいっても、少し温かくなる程度です。触っていられないほど熱い場合は何か問題があります。
もし特定のアプリを起動している時だけiPhoneが熱くなる場合は、アプリのバージョンが古くて、新しいiOSと互換性がないのかもしれません。App Storeでアプリをアップデートしてみてください。
iOS13にアップデートしたら熱くなった場合の対処法
つい最近iOS13がリリースされましたが、アップデート後にiPhoneが異常に熱くなったり、バッテリーの減りが異常に早くなるといった不具合がTwitter上でたくさん報告されています。
iOS13の不具合
モデル別に不具合の例をいくつか紹介します。
iPhone6s:充電中本体が熱い。充電してない時も熱い。電池の減りも早い
iPhoneSE:常に本体が熱く電池がすぐ減る。充電しても100%まで7時間かかる
iPhone7:本体が熱くなり、最終的に電源が入らなくなった
iPhone11:Twitter見てるだけでiPhoneが熱くなる
古いモデルから最新モデルまで幅広く不具合が出ています。中でもiPhoneSEとiPhone7は特にiOS13との相性が悪いみたいで、異常に熱くなるといった不具合が多数報告されています。
iOS13でiPhoneが熱くなる原因
公式に原因が発表されているわけではありませんが、ネット上では「最適化されたバッテリー充電」と「ダークモード」が原因ではないかと言われています。実際にこの2つの設定を変更したところ、僕のiPhoneの異常発熱も収まりました。iPhoneが熱い人は一度試してみてください。
最適化されたバッテリー充電
「最適化されたバッテリー充電」はiOS13から実装された「バッテリー寿命を長持ちさせるための機能」です。機械学習によりiPhone利用者の使用頻度や仕様時刻を把握して、iPhoneを使用し始めるタイミングでバッテリーが100%になるように充電速度をコントロールします。
というのも、バッテリーが100%になっているのに充電しっぱなしにしていると、過充電になってバッテリーが劣化しちゃうんですよね。「最適化されたバッテリー充電」は過充電を防ぐための機能です。
まぁ、これだけ聞くと凄い良い機能なんですけど、これをONにしておくと凄くiPhoneが熱くなる事例が多く報告されています。恐らく機械学習によるCPU加熱だと思われます。なのでiPhoneが熱い人は、とりあえずOFFにすることをおすすめします。
iPhoneの設定アプリを開いて「バッテリー」を選択してください。
「バッテリーの状態」をタップしてください。
一番下にある「最適化されたバッテリー充電」のボタンをタップしてOFFにしてください。
ダークモード
ダークモードもiOS13から追加された新機能です。ダークモードをONにすると黒基調の画面になります。通常画面が眩しくて目が疲れる人にはありがたい機能ですよね。
しかし、このダークモードをONにしていると、異常発熱やバッテリー激減といった不具合が発生するケースが結構報告されています。通常の画面より暗いため電池も長持ちするのかと思いきや、むしろ逆効果らしいです。
ダークモードをONにしている人は、とりあえずOFFにしてみてiPhoneが熱くなるか確認してみてください。
ダークモードの設定は、設定アプリの「画面表示と明るさ」から変更できます。
ライトを選択すればダークモードは解除されます。
自動アップデート
最新のiOSには不具合がつきものです。特に新機能を使うと発熱やバッテリー激減などのトラブルが起きやすい傾向があります。そのため、最新版がリリースされてもすぐにアップデートせず、Twitterなどで情報収集して、問題がないことを確認してからアップデートするようにしましょう。
ただ、iOS12で追加された「自動アップデート」がONになっていると、夜中に勝手にアップデートされることがあるので注意してください。自動アップデートはOFFにすることもできます。
また、Wi-Fiと充電器の両方に接続された状態でないと自動アップデートされないため、アップデートしたくない人は、夜間に充電するのをやめましょう。
過去のアップデートによるiPhone発熱不具合
アップデート後にiPhoneが熱くなる不具合は、別にiOS13が初めてではありません。過去にも幾度となく報告されています。
最近だと、iOS12.3でもiPhoneが熱暴走する不具合が発生していました。修正版のiOS12.3.1で熱暴走の頻度は少なくなりましたが、それでも完全には解消されませんでした。
iOS12.4になってようやく熱くならなくなりました、今回のiOS13でまた復活してしまったわけです。
iPhoneのアップデートは様子を見てから
今回の内容をまとめます。
- iOSアップデート後は再設定やらでiPhoneが少し熱くなる
- アップデート後に異常に熱くなる場合は不具合の可能性あり
- iOS13になってからiPhoneが熱くなるようになった場合は、「最適化されたバッテリー充電」と「ダークモード」をOFFにする
アップデートに不具合はつきものです。新しい機能を使いたい気持ちは分かりますが、最悪熱すぎてiPhoneが使えなくなることもあるので、アップデートは少し様子を見てからにしましょう。
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