- iPhoneのケーブルを無償交換してほしんだねど、どこに連絡すればいいの?
- ケーブルの見た目は綺麗で断線もしていないけど充電できない。これは交換対象になる?
- 充電中にiPhone落としてケーブルの挿入部分が折れた。これも無償交換してもらえるの?
- Apple Careに入っていて保証期間内なのに、ケーブルを交換するのに料金がかかる。どうすれば無償交換してもらえるの?
- 壊れたケーブルは自分でAppleに送ればいいの?送料は自己負担?梱包とかはどうすればいいの?
- 少し前にケーブルを交換してもらったばかりなんだけど、もう1回交換してもらえる?
・・・とお悩みのあなた。今回は壊れたLightningケーブルを無料で新品と交換してもらう方法を紹介します。具体的にどこで交換依頼をして、どういう流れで交換するのか詳しく解説していきます。
ただし、Lightningケーブルの損傷具合によっては無料交換の対象外となるので注意が必要です。他にも無償交換してもらうにはいくつか条件があります。
僕はこれまで4回、Lightningケーブルの無償交換依頼をしました。最初の1回は対象外で有償交換となりましたが、その失敗を活かし、あとの3回は無償交換を勝ち取っています。
Apple純正のLightningケーブルは普通に買うと結構高いですからね(1mで2000円、2mだと3000円以上)。Lightningケーブル代を節約したい人はぜひ最後までお読みください。
iPhoneのケーブル無償交換の条件
iPhoneのLightningケーブルを無償交換してもらうには3つ条件があります。
- iPhoneがAppleの保証期間内であること
- 自然故障であること
- 壊れたLightningケーブルが手元にあること
この3つの条件を全て満たしていないと、交換した後に普通にLightningケーブル代を請求されます(有償交換)。
iPhoneがAppleの保証期間内
まず1つ目の条件が、iPhoneがAppleの保証期間内であることです。Apple製品には購入して1年間はメーカー保証があります。保証期間内にデバイス本体やケーブル・充電器などのアクセサリが自然故障した場合は、無償で交換してもらえるという保証です。
通常はAppleの保証期間は1年間ですが、AppleCareに加入している場合は保証期間が2年間に延長されます。
自分のiPhoneが保証期間であるかを確認する手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「情報」をタップする
- 「シリアル番号」の下の表示を確認する
「保証期限内」と表示されていればOKです。「保証期限切れ」と表示されている場合は保証期間が終了しています。
原則として、保証期間内であれば何度でも無償交換してもらえます。回数に制限はありません。
自然故障
2つ目の条件は自然故障であることです。これが結構厄介な条件なんですよね。
自然故障というのは簡単に言うと「説明書通りに使っていたのに壊れた」という意味です。間違ってケーブルを引っ張って断線させちゃった場合や、間違って踏んづけて壊してしまった場合など、利用者の過失によって壊れた場合は自然故障とは認められません。
とはいっても、どうやって壊れたかって第三者には分かりませんよね。なので、自然故障かどうかは見た目で判断されます。Lightningケーブルなら、大きな傷があったり、外のコーティングが剥がれて中の導線が露出していたりすると自然故障とは認められず、保証期間内であっても有償交換となります。
逆に言うと、利用者の過失があったとしても、外観に傷や凹みがなければ自然故障と判断されるってことです。
壊れたケーブルが手元にある
3つ目の条件は壊れたケーブルが手元にあることです。無償交換はあくまで「交換」です。新品のLightningケーブルをもらうには、代わりに壊れたLightningケーブルをAppleに差し出す必要があります。
「壊れてしまったからもう要らない」と思って捨ててしまった場合は、無償交換してもらえません。注意してください。
Lightningケーブルを無償交換してもらう流れ
Lightningケーブルの無償交換はネットで申し込みます。依頼してから交換してもらうまでの流れは以下のとおりです。
- Appleサポートのページで交換依頼
- 配達員とLightningケーブルを交換する
- Apple側でLightningケーブルの状態確認
- 無償交換か有償交換か決まる
交換依頼する時と実際に交換する時の手順をもう少し具体的に解説します。
Appleサポートで無償交換依頼
まずはPCかiPhoneでAppleサポートのページにアクセスしてください。
Appleサポートでの依頼手順は以下のとおりです。
- 「iPhone」を選択する
- 「修理」を選択する
- 画面を下の方までスクロールして「Apple純正アクセサリ」の欄にある「Appleサポートに問い合わせる」を選択する
- 「配送修理(オンライン手続き)」を選択する
- 製品(自分が使ってるiPhone)を選択する
- 「交換が必要な部品の種類はなんですか?」で「ケーブル」を選択して「続ける」を押す
- アクセサリを選択して「続ける」を押す
- 見積もりを確認して交換依頼する
iPhoneやiPadなどApple製品を複数持っている場合は、製品を選択する画面で保証期間内の端末を選択してくださいね。
修理見積もりの画面で「有償でアクセサリを交換できます」と表記されている場合は、保証期間が終了している端末を選択しちゃってるので、もう一度最初からやり直してください。
また、交換してもらうアクセサリを選択する画面では、Lightningケーブルの他にも充電器やイヤホンなどが表示されます。間違って別のアクセサリを選択しないように注意してください。
配達員とLightningケーブルの交換
壊れたケーブルは配達員に渡せばOKです。自分でAppleに発送する必要はありません。
交換依頼をしてから1週間弱くらいで新しいLightningケーブルが届きます。その際、新しいケーブルはダンボールの封筒みたいな梱包をされて届きます。
新しいLightningケーブルが届いたら、その場で梱包を開封してケーブルを取り出し、壊れたケーブルを中に入れて配達員に渡してください。これで交換完了です。あとは配達員がAppleまで届けてくれます。
壊れたケーブルは自分で梱包したりする必要はありません。また、送料もかからないので安心してください。
保証期間内なのに無償交換できない
ちなみに、保証期間内で無償交換の場合も、見積もり画面では「未返送料」という名目でLightningケーブルの代金が請求されます。
これを見て「保証期間内なのに無償交換できない」と思う人もいるかもしれませんが、安心してください。これはただ与信枠を確保されているだけです。Appleが壊れたケーブルを確認して、自然故障であると認められれば、与信枠は解除されて料金は請求されません。
ただし、ケーブルが自然故障でなかった場合や、壊れたケーブルを配達員に渡さなかった場合は、与信枠は解除されず、後日そのまま料金が請求されます。
Appleの保証期間外に無償交換してもらう方法
前述の通り、Lightningケーブルを無償交換してもらうにはiPhoneがAppleの保証期間内であることが絶対条件です。ただし、Appleの保証期間外でも無償交換できる裏技が2つあります。
保証期間内の別の端末を使う
1つ目は、保証期間内の別の端末のケーブルとして無償交換してもらう方法です。これはiOS端末(iPhoneやiPad)を2台以上持っている人向けの裏技です。
例えば3年前に買ったiPhoneXと、半年前に買ったiPhone11 Pro Maxが手元にあるとします。そしてiPhoneXの方のLightningケーブルが断線してしまいました。iPhoneXの保証は切れているので普通なら無償交換になりませんが、保証期間内であるiPhone11 Pro Maxのケーブルとして交換依頼すれば無償交換になります。
もし保証期限切れのiPhoneしか手元にない場合は、この機会に新しいiPhoneに買い替えて、古いLightningケーブルを新しいiPhoneのケーブルとして交換してもらう手もあります。
ただし、この方法は厳密にはアウトです。ただ、iPhoneのLightningケーブルはどれも同じなので、基本的にバレません。でもバレたら完全にアウトなのでそこは自己責任でお願いします。
また、iPhone11シリーズまではLightning – USB-Aケーブルが同梱されていましたが、iPhone12シリーズから同梱されるケーブルがLightning – USB-Cに変更されました。タイプが違うケーブルは当然交換できないので注意してください。
キャリアの保証を利用する
2つ目はAppleじゃなくてキャリアの保証を利用して無償交換してもらう方法です。これはauまたはソフトバンクでiPhoneを購入した人限定の方法です。
auやソフトバンクには、Appleのメーカー保証とは別にキャリアの保証(有料オプション)があります。Appleの保証期間終了後もAppleCareと同等の保証を2年間受けることができるんです。
Appleの保証期限が切れていても、キャリアの保証期間内であれば、キャリアショップに持っていってケーブルを無償交換してもらうことができます。ただ、店舗によっては交換対応していなかったり、在庫がなかったりするので、事前に電話で確認してみてください。
ただし、キャリアの保証は契約時に申し込んだ人だけが利用できます。後から申請することはできません。また、キャリアの保証があるのはauとソフトバンクだけです。ドコモにはないので注意してください。
まとめ
今回の内容をまとめます。
- iPhoneのLightningケーブルを無償交換してもらうには、iPhoneがApple保証期間内であることが絶対条件
- iPhoneの保証期間は通常は1年間、AppleCareに加入している場合は2年間
- ケーブルが自然故障でないと無償交換してもらえない。基本的に外観に傷がなければ自然故障になるが、大きな傷がある場合はほぼ確実に有償交換
- 無償交換はあくまで交換。壊れたケーブルを捨てちゃった場合は無償交換できない
- Lightningケーブルの交換依頼はAppleサポートから
- ケーブルの交換は配達員と行う。新しいケーブルを受け取って、その場で壊れたケーブルを配達員に渡す。自分で発送・梱包する必要はない
- LightningケーブルはどのiPhoneでも同じなので、古いiPhoneのケーブルを新しいiPhoneのケーブルとして無償交換してもらうことも可能(iPhone12シリーズから同梱されるケーブルのタイプ変わっているので注意)
- auやソフトバンクでiPhoneを買った場合は、Appleの保証期限が切れていてもキャリアの保証期間内であればケーブルを無償で交換してもらえる
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