- スペースに入室するとTwitterアプリが落ちる
- ホストが話し始めるとアプリが落ちる
- 自分がホストでスペースを開始してもアプリが落ちる
・・・とお悩みのあなた!それ、あなただけじゃありません。最近実装されたTwitterの音声チャット機能「スペース」を使うと、Twitterアプリが落ちるというトラブルが各所で報告されているんです。
僕はもう30回くらいスペースに参加していますが、何度もTwitterアプリが落ちてしまいました。
そこで今回はスペースに入るとTwitterアプリが落ちる原因と対処法を紹介します。
キャッシュの溜まりすぎ
スペースでTwitterアプリが落ちる1つ目の原因は、キャッシュの溜まりすぎです。キャッシュとは、一度開いたページやアプリの情報データ(一時データ)のことです。キャッシュは自動的に保存されます。
キャッシュデータがあることで2回目以降の読み込み速度が早くなります。例えば画像や動画が添付されたツイートを開く時、初回は読み込みに時間がかかることがあるのに、なぜか2回目以降はすぐに開けますよね。これはキャッシュが保存されているからです。
なので、本来キャッシュは読み込みを早くして動作を軽くするためのデータなんですけど、溜まり過ぎると動作が重くなったりアプリが落ちてしまいます。
Twitterアプリのキャッシュを削除
Twitterアプリのキャッシュを削除する手順は以下のとおりです。
- Twitterアプリを開く
- ホーム画面の左端を右にスワイプする
- アカウントメニューから「設定とプライバシー」をタップする
- 「データ利用と設定」をタップする
- 「メディアストレージ」をタップする
- 「メディアストレージを削除」をタップする
- 「データ利用と設定」の画面に戻る
- 「ウェブサイトストレージ」をタップする
- 「すべてのウェブサイトストレージを削除」をタップする
メディアストレージは主に画像のキャッシュデータです。ウェブサイトストレージにはウェブサイトのキャッシュや保存済みのログイン情報が含まれます。
Twitterアプリの再インストール
Twitterアプリのキャッシュデータを削除してもあまり容量が減らない(そもそもメディアストレージやウェブサイトストレージがそんなに溜まっていない)場合は、iPhoneに保存されているTwitterアプリの「書類とデータ」を削除するしかありません。
書類とデータを消すには、一度アプリを削除するのが一番手っ取り早いです。アプリを削除する手順は以下のとおりです。
- ホーム画面で削除したいアプリのアイコンを長押しする
- 表示されたメニューから「Appを削除」を選択する
- 確認画面が表示されるので、もう一度「Appを削除」をタップする
削除したら、AppStoreで「Twitter」と検索してアプリを再インストールしてください。
ちなみに、Twitterアプリを消してもTwitterのアカウント情報やツイート履歴が消えることはないので注意してください。ただし、下書きは消えます。また、初回ログイン時にはユーザー名とパスワードを手入力しないといけません。いつも自動入力でユーザー名とパスワードを忘れてしまっている人は、アプリを削除する前によく確認しておいてください。
iPhoneの再起動
Twitterアプリを再インストールしても落ちる、もしくはTwitter以外のアプリもよく落ちるという場合は、一度iPhoneを再起動して、iPhone全体のキャッシュを削除してしまいましょう。再起動のやり方は機種によって微妙に異なります。
出典:Appleサポート
【iPhoneX以降】
- サイドボタンとボリュームボタン(↑↓の片方だけ)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone8以前】
- サイドボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone5以前】
- 上部の電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度上部の電源ボタンを長押しして再起動
iPhoneの再起動のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、やり方がよく分からない人はチェックしてみてください。
メモリが足りない
スペースでTwitterアプリが落ちる2つ目の原因はiPhoneのメモリ不足です。
メモリ(RAM)とは「同時並行でどれだけ多くのタスクをこなせるか」の性能を表す数値です。アプリを複数起動していたり、同時にいろんな作業をしているとメモリがどんどん消費されていきます。そしてメモリが足りなくなると、アプリが固まったり勝手に落ちたりします。
Twitterのスペース機能は結構メモリを使うので、普通にタイムライン見たりツイートするのと同じ感覚で使っているとメモリが足りなくなったりします。
iPhoneのメモリ開放
メモリ不足を解消するには、バックグラウンドで起動中の「使っていないアプリ」を閉じるのが一番手っ取り早いです。手順は以下のとおりです。
機種別!iPhoneのメモリ数
ちなみにiPhoneのメモリ(RAM)は機種によって異なります。比較表を以下に示します。
モデル | メモリ |
iPhone11 Pro Max | 4GB |
iPhone11 Pro | 4GB |
iPhone11 | 4GB |
iPhone XS Max | 4GB |
iPhone XS | 4GB |
iPhone XR | 3GB |
iPhone X | 3GB |
iPhone 8 Plus | 3GB |
iPhone 7 Plus | 3GB |
iPhoneSE2 | 3GB |
iPhone8 | 2GB |
iPhone7 | 2GB |
iPhoneSE1 | 2GB |
iPhone 6s Plus | 2GB |
iPhone 6s | 2GB |
iPhone 6 Plus | 1GB |
iPhone 6 | 1GB |
iPhone 5s | 1GB |
iPhone8以前の端末はメモリが1~2GBしかないので、たくさんアプリを開いているとよく落ちます。他のアプリも起動しながらTwitterのスペースもやりたい場合は、最新機種のiPhoneに買い換えることをおすすめします。
ストレージの空き容量が少ない
スペースでTwitterアプリが落ちる3つ目の原因はiPhoneストレージの空き容量が少ないケースです。ストレージがパンパンの状態だと、ちょっと重たいアプリや機能を使うとすぐに落ちたりします。
まずはストレージの空き容量が十分にあるか確認しましょう。手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「iPhoneストレージ」をタップする
空き容量がほとんど残っていない場合は、要らない写真やビデオやアプリを削除しましょう。要らない写真やビデオがない場合は、「iCloud写真」を有効にして、写真やビデオをiPhoneではなくiCloudに保存するように設定することをおすすめします。
iPhoneが熱い
スペースでTwitterアプリが落ちる4つ目の原因はiPhoneが熱くなっているケースです。
基本的にスペースを使っているだけでiPhoneが熱くなったりはしないと思いますが(少なくとも僕のiPhoneXはないですが)、スペースをやる直前にゲームアプリをしていたり、もしくはゲームアプリをバックグラウンドで起動しっぱなしにした状態だとiPhoneが熱くなることがあります。その状態でスペースをやろうとするとTwitterアプリが落ちやすいです。
iPhoneを冷ましてからスペースをやる
この場合は、一度iPhoneを冷ましてからスペースをやりましょう。iPhoneを素早く覚ますには、一旦全てのアプリを閉じて画面もオフにしましょう。もしカバーを付けている場合は外したほうがいいです(熱がこもっちゃうので)。その上で涼しい場所に10分くらい放置しておけば冷めます。
それでもiPhoneがずっと熱いままの場合は、水没している可能性があります。水没マークが出ていないか確認して、もし水没しているならすぐに乾燥させてください。詳しくは以下の記事で解説しています。
iPhoneのバッテリーを交換する
特にゲームアプリなども使っておらず、Twitterでスペースに入っただけでiPhoneが熱くなる場合はバッテリーが劣化している可能性が高いです。バッテリーは経年劣化するので、長く使っていれば誰でも劣化していきます。
現在のバッテリー状態の確認
バッテリーの最大容量は初期状態だと100%ですが、経年劣化により徐々に少なくなっていきます。より正確には、充電するたびに最大容量が減っていくんです。Appleが言うには、iPhoneは通常使用でフル充電を500回繰り返しても、バッテリーの最大容量は80%以上になるように設計されているそうです。ちなみに80%を下回ると、メーカー保証期間内(通常は1年、AppleCare+に加入している場合は2年)であればバッテリーを無料交換してもらえます。
ピークパフォーマンス性能というのは、バッテリーの最大瞬時給電能力(ピーク電力)のことです。iPhoneのバッテリー最大容量が減ると、バッテリーのピーク電力も少なくなります。ピーク電力が低下すると、バッテリー残量が少ない時にアプリが勝手に落ちたり、iPhoneが突然シャットダウンしたりします。
バッテリーの交換
最大容量とピーク電力が著しく低下すると、バッテリーの設定画面の一番上に以下のようなメッセージが表示されるようになります。
出典:Appliv
こうなったらバッテリーの交換をおすすめします。バッテリー交換はApple Storeはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアショップでも対応してくれます。ただ、キャリアショップは交換費用が若干高いです。なのでバッテリー交換はApple Store・正規サービスプロバイダに持ち込むか、配送修理に出すことをおすすめします。
バッテリー交換にかかる時間・費用・手順に関しては以下の記事でめちゃくちゃ詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
イヤホン・マイクの接触不良
スペースでTwitterアプリが落ちる5つ目の原因は、イヤホンやマイクの接触不良です。
イヤホンやマイクの接触が悪いと、勝手に誤動作したりアプリが落ちることがあります。例えばSpotifyで音楽を聞いている途中で勝手に停止ボタンが押されたり、通話してたのに勝手に通話が切れたりすることがあるんです。
スペースをやるときにイヤホンやマイクを使っている人は、一度全部外してiPhoneだけでやってみてください。それでTwitterアプリが落ちなくなるなら、原因はイヤホン・マイクの接触不良です。
Twitterアプリの不具合
スペースでTwitterアプリが落ちる原因の6つ目はアプリの不具合です。「iPhone スペース 落ちる」で検索してみて同じような人が多い場合は、アプリに不具合がある可能性があります。
アプリに不具合がある場合は、アップデートすれば解決することが多いです。アップデート手順は以下のとおりです。
利用可能なアップデートが多すぎてTwitterアプリを見つけられない場合は、AppStoreのトップ画面に戻って、下の「検索タブ」をタップして「Twitter」で検索してみてください。インストール済みのアプリもちゃんと検索すれば出てくるので、そこからアップデートしましょう。
最新版にアップデートしても落ちる場合は、修正版のアップデートがリリースされるまで待つしかありません。
ソフトウェアの不具合
スペースでTwitterアプリが落ちる原因の7つ目は、iPhoneのソフトウェア(iOS)の不具合です。アプリに問題がなくてもソフトウェアに不具合があると、アプリの一部機能が使えなくなったりします。
しばらくソフトウェアをアップデートしていない人は、アップデートすると解決することがあります。手順は以下のとおりです。
ソフトウェアのアップデートはバッテリーが十分に残っていて、なおかつWi-Fiに接続している状態でないとダウンロードできません(インストールはオフラインでもOK)。
ソフトウェアをアップデートできない場合は以下の記事を参考にしてみてください。
Twitterサーバーの問題
スペースでTwitterアプリが落ちる原因の8つ目は、Twitterサーバーの問題です。土日などスペースをやっている人が多い時間帯は、サーバーが混雑しやすいので落ちやすくなります。時間をずらしてスペースをやってみてください。
また、Twitterのトレンドに「Twitter障害」が上がっている場合は、Twitterサーバーに何かしら障害が起きている可能性が高いです。これはどうすることもできないので、運営が障害を解消するまで気長に待ちましょう。
iPhoneのスペック不足
スペースでTwitterアプリが落ちる原因の9つ目は、iPhoneのスペック不足です。
メモリの話のときにも少し触れましたが、古いiPhoneはやはりスペックが低いので、最新のアプリや機能が使えないことがあります。
スペース以外にも使えない機能やアプリがある場合は、iPhoneを買い換えることをおすすめします。
ただし、iPhoneX以降の端末を使っている場合はスペック不足でTwitterが落ちるということはないと思います。前述した原因を確認してください。
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