- Twitterに動画を投稿したいんだけど、フォトライブラリから動画を選択できない
- 5分くらいの動画を投稿したいのに、途中までしか投稿できないっぽい
- 動画を埋め込んでツイートしたら画質が下がってた
・・・とお悩みのあなた!iPhone版のTwitterで動画を投稿する(ツイートに埋め込む)のはとても簡単です。ツイート画面右下の写真アイコンをタップして、写真アプリ内にある動画を選択してツイートする、これだけです。
ただ、投稿できる動画にはいくつか条件があって、その条件を満たしていないと投稿できなかったり勝手に画質を下げられてしまいます。
そこで今回はiPhoneでTwitterに動画を上手く投稿できない原因と対処法を詳しく解説します。
Twitterに動画を投稿できない6つの原因
Twitterに埋め込むことができる動画には以下のような条件があります。
- ファイル形式はMP4かMOV(ブラウザ版はMP4のみ)
- サイズは512MB以内
- 再生時間は140秒以内
- 動画の解像度は32×32~1920×1200
- フレームレートは最大40fps
- ビットレートは最大25Mps
これらの条件を1つでも満たしていないと動画をツイートに埋め込むことができません。
ただし、上記の条件を満たしていない動画でも、少し工夫すればTwitterに投稿することができます。ケース別に具体的な対処法を紹介します。
動画が長すぎて投稿できない場合
前述の通り、Twitterに投稿できる動画の長さは140秒(2分20秒)までです。文字数が140文字なのでそれに習った形ですね。
しかし、140秒以上の動画でもTwitterに投稿することはできます。やり方は以下の2つです。
カットする
一番簡単なのは動画を140秒以内にカットする方法です。これは動画編集アプリなどを用意する必要はありません。普通にTwitterで投稿したい動画を選択すると、トリミングの画面になります。そこで投稿したい部分をカットしましょう。
YouTubeに投稿してから共有する
140秒以上の動画をフルでTwitterに投稿したい場合は、一度動画をYouTubeにアップロードしてからTwitterで共有することをおすすめします。YouTube動画はリンクを貼り付けてツイートするだけでTwitterで共有できます。具体的な手順は以下のとおりです。
- YouTubeアプリを開く
- ログインしていない場合は、右上のアカウントアイコンをタップしてログインする(Googleアカウントが必要)
- ホーム画面に戻ったら、上にあるビデオカメラのようなアイコンをタップする
- 動画を選択してアップロードする
- 動画のページを開く
- 下の「共有する」をタップする
- 「コピー」をタップする
- Twitterアプリを開く
- ツイートにコピーした動画リンクを貼り付けてツイートする
ただし、この方法で共有した場合、Twitter上では動画は再生されません。フォロワーさんが動画を見るにはYouTubeに飛ぶ必要がります。また、タイムライン上ではリンクURLだけが表示され、サムネイル画像も表示されません。注意してください。
ファイル形式が対応していなくて投稿できない場合
長さが140秒以内なのに動画をTwitterに投稿できない場合は、動画のファイル形式が対応してない可能性があります。iPhoneで撮影した動画であればMP4かMOV形式になるので、Twitterアプリであれば問題なく投稿できるはずです。ただし、別の端末からiPhoneに移動させた動画や他の人から受け取った動画はファイル形式がMP4やMOVとは限りません。
なので、まずは投稿できない動画のファイル形式を確認してみましょう。ファイル形式はファイルアプリ内でしか確認できません。写真アプリに動画が保存されている場合は、写真アプリ内で動画を開いて左下の共有アイコンをタップして「”ファイル”に保存」をタップしてください。そして保存したいフォルダを選択して保存すれば、ファイルアプリ内に動画がコピーされます。
ファイルアプリ内で動画のファイル形式を確認する手順は以下のとおりです。
- ファイルアプリでフォルダを開く
- 動画を長押しして、メニューから「情報」をタップする
- 一番上の「種類」を確認する
種類がMPEG-4ムービー(.mp4)かQuikTimeムービー(.mov)なら問題ありませんが、それ以外の形式の場合は動画を変換する必要があります。MP4に変換するなら「Online Video Converter」というサイトを使うのが一番手っ取り早いのでおすすめです。
動画サイズが大きすぎて投稿できない場合
ファイル形式がMP4かMOVなのに投稿できない場合は、ファイルアプリの情報で「サイズ」という欄を確認しましょう。前述の通り、Twitterに直接投稿できる動画は最大512MBまでです。512MBを超えている場合は、動画を圧縮するしかありません。
ちなみに、iPhoneで動画を撮影している人は、カメラ設定を変更するだけで動画サイズをかなり抑えることができます。設定アプリを開いて「カメラ」を選択するとカメラ設定画面になります。
カメラ設定ではまずフォーマットを変更しましょう。「フォーマット」をタップすると「高効率」と「互換性優先」の2種類の選択肢が出てきます。「高効率」にするとファイル形式がMOVになる代わりにサイズが少し小さくなります。「互換性優先」にするとファイル形式は汎用性の高いMP4になりますがサイズが少し大きくなります。動画サイズがいつも大きい人は「高効率」を選択することをおすすめします。
続いて「ビデオ撮影」を選択して、解像度・フレームレートを選択しましょう。一番上の「720p HD/30fps」が一番サイズが小さくなるのでおすすめです。ぶっちゃTwitterに投稿するならこのサイズでも十分高画質になります。
ちなみに動画1分あたりのファイルサイズは、720p HD/30fpsなら60MB程度、1080p HD/30fpsなら130MB程度、1080p HD/60fpsなら175MB程度、4K/24fpsなら270MB程度、4K/30fpsなら350MB程度、4K/60fpsなら400MB程度になります。
今まで4K/60fpsで撮影していた人は、720p HD/30fpsに変更するだけでファイル容量を6分の1以下に節約できるんです。
解像度・フレームレート・ビットレートのせいで投稿できない場合
動画サイズも512MB以下なのに投稿できない場合は、もう解像度かフレームレート、ビットレートが原因としか考えられません。これらもファイルアプリの情報で確認できます。
前述の通り、Twitterに投稿できる動画の解像度は最大1920×1200、フレームレートは最大40fps、ビットレートは最大25Mpsです。
動画の解像度やフレームレート・ビットレートを変更するとなると本格的な編集アプリが必要になるのでかなり面倒くさいです。
画面収録で動画を調整する
そこでおすすめしたいのが「画面収録」です。画面収録とは画面の映像を動画として撮影する機能です。スクショの動画版だと思ってください。
画面収録の解像度は端末の大きさによって異なります。例えばiPhoneXなら886×1920です。これまで販売されてきたiPhoneは、Twitterに投稿できる最大解像度1920×1200を上回ることはありません。また、フレームレートやビットレートもそんなに大きくならないので、画面収録した動画であれば問題なくTwitterに投稿できます。
つまり何が言いたいかというと、Twitterに投稿したい動画を再生した状態で画面収録すればいいんです。
初めて画面収録を使う場合は、まずはコントロールセンターに画面収録のボタンを追加する必要があります。手順は以下のとおりです。
- iPhoneの設定アプリを開く
- 「コントロールセンター」をタップする
- 「コントロールセンターをカスタマイズ」をタップする
- 「コントロールを追加」の欄の一番下にある「画面収録」の横の(+)をタップする
これで画面収録のボタンがコントロールセンターに表示されるようになりました。準備完了です。あとはコントロールセンターで画面収録のボタンを3秒後に画面の録画が始まります。もう一度画面収録のボタンをタップすると録画が終わります。画面収録で録画した動画は写真アプリから確認できます。
フレームレートに注意
ただ、毎回上記の手順で解像度やフレームレートを調整するのは面倒くさいですよね。なので、カメラ設定で解像度とフレームレートを変更しておきましょう。
iPhoneの撮影動画のフレームレートの変更手順を以下に示します。
- 設定アプリを開く
- 「カメラ」をタップする
- 「ビデオ撮影」を選択する
- 「1080p HD/60fps」と「4K/60fps」以外のサイズを選択する
まとめ
今回の内容をまとめます。
- Twitterに投稿できる動画のファイル形式はMP4かMOV。ファイル形式はファイルアプリの情報で確認できる。iPhoneで撮影した動画に関してはMP4かMOVになるのどっちかになる
- 動画のサイズは最大512MB以内。カメラ設定でフォーマットを高効率、ビデオ撮影を720p HD/30fpsにすればサイズをかなり小さくできる
- 再生時間は最大140秒(2分20秒)。それ以上の動画はカットしないと投稿できない。どうしても140秒以上の動画をTwitterに載せたい場合はYouTubeにアップロードしてから共有するしかない
- 動画の解像度は最大1920×1200まで。解像度が高すぎる動画は、動画を再生している状態で画面収録すれば、解像度が低いバージョンの動画を作れる
- フレームレートは最大40fps、ビットレートは最大25Mps
この記事が役に立った場合はSNSでのシェアをよろしくお願いします