- iPhoneのデータをPCに移したい
- LightningケーブルでPCに繋いでもiPhoneが認識されない。
- でも充電はされてる。どういうこと?
・・・とお悩みのあなた!
iPhoneがPCに認識されない、フォルダを見れないという場合は様々な原因が考えられます。接続し直せば認識されることもありますし、最悪デバイスを買い換えないといけないケースもあります。
そこで今回は、Lightningケーブルで繋いでもiPhoneがPCに認識されない7つの原因と対処法を解説します。
iPhoneがコンピュータを信頼していない
1つ目の原因はiPhoneで「コンピュータを信頼する」をタップしていないことです。PCでiPhoneのフォルダを見れないという場合は、まずはこれを疑いましょう。
普通はiPhoneをLightningケーブルでPCに接続すると、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されます。ここで「信頼」をタップしないと、PCでiPhoneのフォルダを開くことができません。
「このコンピュータを信頼しますか?」が表示されない場合はiPhoneのロックを解除してください。
接続不良
2つ目の原因は単なる接続不良です。これは本当によくあります。接続不良が原因なら、1回取り外してから、もう1回接続し直すと普通にPCに認識されることが多いです。
接続し直してもダメな場合は、一度コネクタの部分に汚れが溜まっていたり曲がっていないか確認しましょう。
Lightningケーブルが充電用
3つ目の原因は使っているLightningケーブルが充電専用だというケースです。
Lightningケーブルに限らず、ケーブルにはデータ転送と充電の両方ができる普通のケーブルと、充電しかできない充電用ケーブルがあります。
iPhone純正のLightningケーブルは充電もデータ転送でもできますが、非純正の安いケーブルだと充電しかできないことがあります。特に100均で買ったやつだと充電しかできません。注意してください。
ケーブルが断線している
4つ目の原因はLightningケーブルが断線しているケースです。純正のLightningケーブルを使っていて、急にiPhoneがPCに認識されなくなった場合は、ケーブルが断線している可能性があります。
「PCに認識はされないけど充電はできる」という場合は、データ転送用の部分だけが断線しているんだと思います。
他のiOSデバイスでも試してみて同様に認識されない場合は、やはり断線の可能性が高まります。
iPhoneの一時的な不具合
5つ目はiPhoneデバイスの一時的な不具合です。iPhoneを長く使っていると、急に昨日まで使えていた機能が使えなくなるなどのバグが起きるんですけど、そのほとんどがデバイスの一時的な不具合が原因です。
一時的な不具合であれば、iPhoneを再起動すれば解決します。再起動のやり方は機種によって微妙に異なります。手順は以下のとおりです。
出典:Appleサポート
【iPhoneX以降】
- サイドボタンとボリュームボタン(↑↓の片方だけ)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone8以前】
- サイドボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度サイドボタンを長押しして再起動
【iPhone5以前】
- 上部の電源ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
- 少し時間を置く(5秒ほど)
- もう一度上部の電源ボタンを長押しして再起動
再起動のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はどうぞ↓
iOSのバグ
6つ目の原因はiPhoneのソフトウェア(iOS)のバグです。iOSには本当にいろんなバグがあります。アップデートするたびに新しい不具合が出てくるんです。まぁ、後々ちゃんと修正版がリリースされるから良いんですけどね。
ソフトウェアをアップデート
しばらくソフトウェアをアップデートしていない人は、最新版のアップデートがリリースされていないか確認しましょう。もしあれば、アップデートすることでPCに認識されるようになるかもしれません。
ただ、最新版のソフトウェアで何か別の不具合がある可能性があるので、アップデートする前にSNSで「iOS+バージョン」で検索してみて、変な不具合がないか確認してみてくださいね。
ソフトウェアのアップデート手順は以下のとおりです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップする
- 「ダウンロードしてインストール」をタップする
- ダウンロードが完了したら、「今すぐインストール」をタップする
「インストール」をタップすると、iPhoneは自動で再起動して白いリンゴマークが表示され、その下にバーが表示されます。インストールの完了には数分、長いと10分以上かかることもあります。
また、ソフトウェアのアップデートはバッテリーが十分に残っていて、なおかつWi-Fiに接続している状態でないとダウンロードできません。注意してください。
ソフトウェアをアップデート出来ない場合は以下の記事をご覧ください。
iPhoneの初期化
最近ソフトウェアをアップデートした人で、その後から急にiPhoneがPCに認識されなくなった場合は、最新版のソフトウェアのバグである可能性が高いです。
iPhoneはソフトウェアを一つ前のバージョンに戻すことは出来ません。なので、修正版がリリースされるのを待ちましょう。
どうしても待てない場合は、iPhoneを初期化するしてソフトウェアのバージョンを工場出荷時に戻すしかありません。
ただし、初期化するとデータが消えてしまうので、事前にバックアップを取っておく必要があります。そのため初期化手順は以下のようになります。
- iPhoneのバックアップ作成
- iMessageをOFF
- ペアリング解除
- 「iPhoneを探す」をOFF
- iCloudをサインアウト
- iPhoneの全データ削除
iPhoneのバックアップ作成
まずはバックアップを作成します。iPhoneのデータをiCloudにバックアップする手順は以下のとおりです。
- Wi-Fiをオンにする
- 設定アプリを開く
- 一番上のAppleIDをタップする
- 下の方にある「○○のiPhone」をタップする
- 「iCloudバックアップ」をタップする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップする
iMessageをOFF
バックアップを作成したら初期化を始めます。まずは設定アプリのトップ画面に戻って「メッセージ」をタップしてください。
「iMessage」のボタンをタップしてOFFにしてください。
ペアリング解除
Bluetoothイヤホン・キーボードやAppleWatchをiPhoneペアリングしている場合は、全てのペアリングを解除する必要があります。設定アプリの「Bluetooth」をタップしてください。
するとペアリング済みのデバイスが表示されます。右側の「i」マークをタップして、「このデバイスの登録を解除」をタップしてください。
ちなみに、BluetoothをOFFにしただけではペアリングデバイスの情報は消えません。一つずつデバイスの登録を解除してください。
「iPhoneを探す」をOFF
再び設定アプリのトップ画面に戻って、一番上のAppleIDをタップしてください。
そして一番上にある「iPhoneを探す」を選択してください。
そして「iPhoneを探す」の右にあるスイッチをオフにしてください。
すると確認画面が表示されます。AppleIDのパスワードを入力して、iPhoneを探すをOFFにしてください。
iCloudをサインアウト
そしたらもう一度AppleIDの画面に戻ってください。今度は一番下までスクロールして「サインアウト」をタップしてください。
iPhoneの全データ削除
最後に全てのデータを消します。設定アプリのトップ画面に戻って「一般」をタップしてください。
下から2番目にある「リセット」をタップしてください。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択してください。ポップアップ画面が表示されたら「今すぐ消去」をタップしてください。
これで初期化完了です。ソフトウェアも購入時の状態に戻っているはずです。
PC側の不具合
7つ目の原因はPC側の不具合です。iPhoneにもLightningケーブルにも問題がない場合は、PCに何らかの不具合がある可能性が高いです。まずはPCを再起動してみましょう。
PCを再起動してもiPhoneが認識されない場合は、ソフトウェアやドライバーの問題になってきます。WindowsPCとMacPCで対処法が異なります。
Windowsの場合
Windowsの場合はドライバーに問題がある可能性大です。一旦iPhoneを取り外してから、最新版のドライバーをインストールしてみましょう。
- WindowsボタンとXキーを同時に押してメニューを表示する
- 「デバイスマネージャー」を選択する
- 「ポータブルデバイス」のセクションを展開する
- 「Apple iPhone」を右クリックして「ドライバーの更新」をクリックする
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索する」をクリックする
もしすでに最新版がインストールされている場合は、ドライバーを再インストールしてみましょう。再インストールするには、「ドライバーの更新」をクリックした後、「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選択してください。それですでにインストールされている最新版のドライバーを選択すると、再インストールすることができます。
Macの場合
Macの場合はソフトウェアの問題である可能性大です。最新のMacOSをインストールしましょう。
- Appleメニューから「システム環境設定」をクリックする
- 「ソフトウェア・アップデート」をクリックする
- 新しいアップデートがある場合は「今すぐアップグレード」をクリックする
まとめ
今回の内容をまとめます。
- iPhoneをPCに接続したら「このコンピュータを信頼しますか?」で信頼を選択しないとフォルダを開けない
- iPhoneがPCに認識されない場合は1回外してもう一度接続し直すと認識されることが多い
- Lightningケーブルが充電用だとPCに認識されないしデータの移動もできない
- 複数の端末で試しても認識されない場合はLightningケーブルが断線している可能性が高い
- iPhoneデバイスの一時的な不具合でPCに認識されないことがある。その場合は再起動すれば認識される
- iOSのバグでPCに認識されないことがある。その場合はソフトウェアをアップデートするか、iPhoneを初期化するしかない
- iPhoneにもケーブルにも問題がない場合はPC側に問題がある。PCを再起動してもダメな場合は、Windowsの場合はドライバー、Macの場合はOSの最新版をインストールする
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