• 最近iPhoneのバッテリーの持ちが悪い。
  • そんなに操作してないのに1日でバッテリーがなくなる
  • これってバッテリーが劣化してるってこと?

・・・とお悩みのあなた!確かにバッテリーが劣化するとバッテリーの減りが早くなりますが、バッテリーの減りが早いからといって必ずしも原因がバッテリーの劣化とは限りません。

というのも、バッテリーの持ち・減り具合はiPhoneの設定や使い方によって大きく変わってくるんです。

というわけで、今回はiPhoneのバッテリーの持ちが悪い原因と対処法を紹介します。

画面の明るさ

バッテリーの減りが早い原因としてまず考えられるのは「画面の明るさ」です。具体的には以下の4つのケースが挙げられます。

  • 明るさが自動調節されている
  • True Toneがオンになっている
  • 画面が明るすぎる
  • ずっと画面がついている

 

明るさが自動調節されている

まず1つ目は画面の明るさが自動調節されているケースです。iPhoneは周囲の明るさから最も見やすい画面の明るさに自動で調節してくれる機能があるんですけど、自動調節には電力を使うのでこれだけでバッテリーの減りが少し早くなります。

バッテリーの持ちを優先したい人は明るさの自動調節はオフにしましょう。手順は以下のとおりです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップする
  3. 「画面表示とテキストサイズ」をタップする
  4. 一番下までスクロールして「明るさの自動調節」のスイッチをオフにする

 

True Toneがオンになっている

2つ目はTrue Toneがオンになっているケースです。True Toneは周囲の明るさから最も見やすい画面の色合いに自動調節してくれる機能です。明るさの自動調節同様に調節に電力を消費するため、バッテリーの減りが早い人はこれもオフにすることをおすすめします。手順は以下のとおりです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップする
  3. 「True Tone」のスイッチをオフにする

 

画面が明るすぎる

3つ目は単純に画面が明るすぎるケースです。画面が明るいほど消費電力は多くなるので、バッテリーを長持ちさせたい人は少し暗くしましょう。ちゃんと部屋の電気をつければ、iPhoneの画面は少し暗くてもちゃんと見えます。

画面の明るさは設定アプリからも変更できますが、コントロールセンターから変更するほうが簡単です。コントロールセンターを出す方法は機種によって異なります。iPhone8以前のホームボタンがある機種では、ホーム画面で下から上に画面をスワイプしてください。iPhoneX以降の端末では、ホーム画面で右上から下方向に画面をスワイプしてください。

ホームボタンのないiPhoneでコントロールセンターの表示・非表示 (1)

コントロールセンターを表示させたら、太陽のアイコンのバーを上下に動かして明るさを調節してください。普通に室内で使うなら30%くらいの明るさで十分です。

 

ずっと画面がついている

4つ目はずっと画面がついているケースです。画面がついているだけでバッテリーを消費してしまうので、使ってないときは画面をオフ(スリープ)にしておきましょう。

毎回iPhoneをスリープさせるのは面倒なので、「自動ロック」の設定をしておきましょう。そうすれば一定時間操作がなければ自動的にiPhoneがロックされて画面が消えます。設定のやり方は以下のとおりです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップする
  3. 「自動ロック」をタップする
  4. 時間を選択する

僕は自動ロックの設定は5分にしています。

 

アプリをたくさん開いている

バッテリーの持ちが悪い原因として次に考えられるのはアプリです。バッテリー消費の激しいアプリを開いていたり、同時にたくさんアプリを開いていたりするとバッテリーの減りは早くなります。

 

アプリごとのバッテリー使用状況

まずはアプリごとのバッテリー使用状況を確認しましょう。設定アプリを開いて「バッテリー」をタップしてください。そして画面を下にスクロールすると、アプリごとのバッテリーの使用状況を確認できます。ここで表示されている%は、直近24時間の全バッテリー消費量に対するそのアプリの消費割合です。

さらに「アクティビティを表示」をタップすると、各アプリごとの詳しいバッテリー使用時間が確認できます。バッテリーの使用状況(割合)をバッテリー使用時間で割れば、そのアプリの1分あたりのバッテリー消費量を大体把握できます。使用時間が短い割に消費割合が大きいアプリはかなり燃費が悪いので、できれば使わないほうが良いでしょう。

ちなみにアクティビティで表示されている(画面上)というのは実際にアプリ画面を開いていた時間です。(バックグラウンド)はアプリを閉じている間に通知などでバッテリーを消費した時間です。

 

アプリを閉じる

バッテリーの消費量が大きいアプリがわかったら、そのアプリを閉じましょう。ちなみにホーム画面に戻っただけではアプリは閉じません。ずっとバッググランドで起動中になります。アプリを使っていないのにバッテリーを消費するのは勿体ないので、ちゃんとアプリを閉じていきましょう。

アプリの閉じ方は簡単です。ホーム画面を上にスワイプすると、バックグラウンドで起動中のアプリが以下のように表示されます。閉じたいアプリを上にスワイプして、一つずつアプリを閉じてください。

 

Wi-Fi・Bluetoothが常にオンになっている

バッテリーの減りが早い原因の3つ目はWi-Fi・Bluetoothが常にオンになっていることです。上記2つの原因と比べるとバッテリー消費は少ないんですけど、それでもWi-Fi・Bluetoothはオフにしておいた方が若干バッテリーが長持ちするのは確かです。

使っていないときはモバイルデータ通信だけにしておきましょう。Wi-FiとBluetoothはコントロールセンターからオン・オフを切り替えることができます。

BluetoothはWi-Fiの隣りにあります。

 

キャッシュの溜まりすぎ

バッテリーの減りが早い4つ目の原因はキャッシュの溜まりすぎです。キャッシュとは、一度開いたページやアプリの情報データ(一時データ)のことです。キャッシュは自動的に保存されます。

キャッシュデータがあることで2回目以降の読み込み速度が早くなります。例えば画像の多いWEBページを開く時、初回は読み込みに時間がかかるのに、なぜか2回目以降はすぐに開けますよね。これはキャッシュが保存されているからです。

なので、本来キャッシュは読み込みを早くして動作を軽くするためのデータなんですけど、溜まり過ぎるとiPhone全体の動作が重くなったり、電源効率が下がってバッテリーの減りが少し早くなったりします。

バッテリーの持ちが悪いだけでなく、動作が全体的に重い場合はキャッシュが原因である可能性が高いです。一度キャッシュを削除してしまいましょう。キャッシュはiPhoneを再起動すれば消えます。再起動のやり方は機種によって微妙に異なります。


出典:Appleサポート

【iPhoneX以降】

  1. サイドボタンとボリュームボタン(↑↓の片方だけ)を同時に長押し
  2. 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
  3. 少し時間を置く(5秒ほど)
  4. サイドボタンを長押しして再起動

【iPhone8以前】

  1. サイドボタンを長押し
  2. 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
  3. 少し時間を置く(5秒ほど)
  4. もう一度サイドボタンを長押しして再起動

【iPhone5以前】

  1. 上部の電源ボタンを長押し
  2. 「スライドで電源オフ」と表示されたらスライドして電源を切る
  3. 少し時間を置く(5秒ほど)
  4. もう一度上部の電源ボタンを長押しして再起動

iPhoneの再起動のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、やり方がよく分からない人はチェックしてみてください。

 

バッテリーの劣化

上記の原因を全て対処してもバッテリーの減りが早い場合は、iPhoneのバッテリーが劣化している可能性が高いです。こうなるともうバッテリーを交換するしか解決策がありません。

 

現在のバッテリー状態の確認

バッテリーは充電すればするほど経年劣化していきます。より正確には充電回数を重ねるほど劣化していくんです。なので長く使っていれば誰でも劣化していきます。

現在のバッテリーの状態を確認するには、iPhoneの設定画面でバッテリーを選択して、「バッテリーの状態」をタップしてください。するとバッテリーの最大容量ピークパフォーマンス性能が確認できます。

 

最大容量

最大容量はどこまでバッテリーをチャージできるかの上限です。初期状態だとバッテリーの最大容量は100%ですが、経年劣化により徐々に少なくなっていきます。当然のことながら、最大容量が少なくなればバッテリーの持ちも悪くなります。

ちなみにAppleいわく、iPhoneは通常使用でフル充電を500回繰り返しても、バッテリーの最大容量は80%以上になるように設計されているそうです。ちなみに80%を下回ると、メーカー保証期間内(通常は1年、AppleCare+に加入している場合は2年)であればバッテリー無料交換の対象となります。

 

ピークパフォーマンス性能

ピークパフォーマンス性能というのは、バッテリーの最大瞬時給電能力(ピーク電力)のことです。

iPhoneのバッテリー最大容量が減ると、バッテリーのピーク電力も少なくなります。ピーク電力が低下すると、バッテリー残量が少ない時にiPhoneが突然シャットダウンしたりします。「バッテリーがまだ20%くらい残っていたのに一気に減って落ちた」みたいな経験がある場合は、ピークパフォーマンス性能がかなり落ちています。

 

バッテリーの交換

最大容量が80%以下になるとバッテリーの減りが目に見えて早くなるので、バッテリーの交換をおすすめします。特にバッテリーの設定画面の一番上に以下のようなメッセージが表示される場合は早急にバッテリーを交換したほうが良いでしょう。


出典:Appliv

バッテリー交換はApple Storeはもちろん、ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアショップでも対応してくれます。ただ、キャリアショップは交換費用が若干高いです。なのでバッテリー交換はApple Store・正規サービスプロバイダに持ち込むか、配送修理に出すことをおすすめします。

バッテリー交換にかかる時間・費用・手順に関しては以下の記事でめちゃくちゃ詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。

 

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

  • iPhoneのバッテリーの持ちはiPhoneの使い方によってもかなり変わる
  • 画面の明るさ自動調節機能やTrue Toneを使っているとバッテリーの減りが早くなる
  • 画面は明るいほどバッテリー消費が多くなる。画面をつけっぱなしだとすぐにバッテリーが減ってしまうので、自動ロックの設定は欠かせない
  • アプリをたくさん開いているとバッテリーの減りが早くなる。バッググランドで起動しているだけでもバッテリーを消費する。設定アプリでバッテリー消費の大きいアプリを特定して閉じるとバッテリーの持ちが早くなる
  • Wi-FiやBluetoothが常にオンだと若干バッテリーの減りが早くなる
  • バッテリーの減りが早いだけでなく動作も重い場合はキャッシュが溜まりすぎているので一度iPhoneを再起動する
  • バッテリーの最大容量が80%を下回っている場合はバッテリーを交換することをおすすめする

今回はバッテリーの持ちが悪い原因と対象法を紹介しましたが、あくまで「なんか最近減りが早いな」程度の話です。

「100%から一気に10%になった」みたいにバッテリーが急激に減る場合は別の原因が考えられます。詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

著者:yushiro yushiroの記事一覧
もうAndroidには戻れない。
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