Zoomでミーティングを開催する場合は、セキュリティ強化のために待機室をオンにしましょう。待機室をオフにしてミーティングを開催してしまうと、「招かれざる客」に乱入されて「Zoom爆弾」の餌食になる危険があります。
また、Zoomの待機室にはセキュリティ強化以外にも様々なメリットがあります。
というわけで今回はホスト向けに、Zoom待機室の設定方法と使い方を紹介します。
Zoomの待機室とは?
Zoomの待機室は、ミーティングルームに入る前の「待合室」みたいな感じです。
待機室の主な役割は「部外者の排除」です。ZoomのミーティングはIDとパスワードが合っていれば誰でも参加できてしまうので、たまに適当に入力したIDとパスワードが合っていて「招かれざる客」が入ってくることがあります。
しかし、待機室を有効にしておけば、ミーティングルームに入る前にホストが参加者をチェックできるようになるので、部外者にミーティングを荒らされる心配はなくなります。
待機室をオンにする方法
待機室を使うには、設定で待機室をオンにする必要があります。
ミーティング中に待機室をオンにする
Zoomアプリで待機室をオンにするには、ミーティング中に右下の「詳細」をタップして「ミーティング設定」を選択してください。
すると上から2番目に「待機室」があるので、右側のスイッチをタップしてオン(緑)にしてください。
これで待機室が有効になりました。
ちなみにiOS版のZoomアプリでは、ミーティング中じゃないと待機室の設定を変更できません。ミーティング外で設定を開いても待機室の設定項目が表示されないので注意してください。
Zoom.usで待機室を常にオンにする
ただし、ミーティング中に変更した設定はミーティングが終わるとリセットされてしまいます。常に待機室を有効にするには、Zoom.usのウェブサイトから設定を変更する必要があります。
SafariなどのウェブブラウザでZoomのホームページにアクセスしてください。
ホームページを開いたらまずはサインインしてください。
次に右上のタブをタップして、プルダウンメニューから「マイアカウント」を選択してください。
するとプロフィール画面が表示されます。上の「プロフィール」というボタンをタップして、プルダウンメニューから「設定」を選択してください。
するとミーティング設定画面になります。一番上に「待機室」があるので、スイッチをオン(青色)にしてください。
これで常に待機室が使えるようになりました。
待機室の基本的な使い方
待機室をオンにしている場合、参加者が入出すると画面上部に「◯◯さんがミーティングの待機室に参加しました」と通知が表示されます。
「待合室を表示」をタップすると待機室にいるメンバーを確認できます。通知が消えてしまった場合は、下の「参加者」をタップしても待機室を表示できます。
待機室で入出許可する
参加者画面の「待機しています」の下に表示されているのが待機室のメンバーです。入出許可する場合は右側の「許可する」をタップしてあげてください。
待機室にいる部外者を削除する
待機しているメンバーが「招かれざる客」だった場合は、その人の名前を右から左にスワイプしてください。すると右側に「削除」ボタンが出るので、タップして削除しましょう。
ただし、デフォルトの設定だと一度削除してしまったメンバーはもうそのミーティングには参加できなくなるので注意してくださいね。
間違って削除してしまった参加者がもう一度参加できるようにするには、ミーティングを一旦終了して再度開催するか、Zoom.usの設定で「取り除かれた参加者を再度参加させることを許可」を有効にする必要があります。
待機室にいる相手にメッセージを送る
待機室にいるメンバーが誰なのかわからない場合は、チャットでメッセージを送って本人確認することもできます。
チャットを送るには一度ミーティングのトップ画面に戻って、右下の「詳細」をタップしてください。
するとメニューが表示されるので「チャット」を選択してください。
すると以下のような画面になります。待機室にいるメンバーにチャットを送るには、送信先を変更する必要があります。送信先の「全員」をタップしてください。
送信先を「全員(待合室)」に変更してください。
あとは送りたいメッセージを入力して送信するだけです。
ちなみに、待機室にいるメンバーに個別にチャットを送ることはできません。待機室へのチャットはすべて全員宛になるので注意してください。
また、ホストから待機室にチャットは送れても、待機室にいるメンバーからホストにチャットを送ることはできません。なので「チャット送ったのに誰も返信してこないんだけど!!」とかイライラしないでくださいね。
待機室の便利な使い方
一旦ここまでの内容をまとめると…
- Zoom待機室を使えば、入出前に参加者の本人確認ができる
- 待機室にいるメンバーはホストが入出許可しないとミーティングに参加できない
- 待機室に部外者がいる場合は削除することもできる。デフォルトだと一度削除されたメンバーはもうそのミーティングに参加できない
- 間違って削除してしまった人を参加させるには、ミーティングを開催し直すかZoom.usで「取り除かれた参加者を再度参加させることを許可」を有効にする
- ホストから待機室にいるメンバー全員あてにチャットでメッセージを送ることができる。ただし待機室からはチャットを送れない
Zoomの待機室の主な目的なセキュリティ強化ですが、それ以外にもメリットがあります。
例えばオンラインで個人面談をするときなどは待機室が凄く便利です。一度参加者全員に待機室に入ってもらって、1人ずつ入出許可して面談していくんです。そして面談が終わったらその人を退出させて、待機室から次の人を入出許可していくみたいな感じです。
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